今回は「投資の必要性」についての記事です!
もしかすると「投資」という言葉を聞いただけで、拒否反応を示す人もいるかもしれません。
その気持ちはわかるし、警戒心を持つことも必要だと思います。
しかし、これからの時代、投資をしなければ生き抜くことは難しいです。
1、実質所得の減少
2、社会保障の増加
3、消費税増税
4、年金の実質破綻
このように日本には国民を苦しめる問題が山積み…
アベノミクスの「貯蓄から投資へ」というのは、「自分たちで運用しなきゃ知らないよ?」といった国から国民へのメッセージだと考えられます。
つまり、「自分の資産は自分で運用するんだ!」という強い気持ちを持つべきです。
とまあ、冒頭ではこのあたりにして、本題に入っていきましょう。
この記事では、投資をするべき3つの理由を3章に渡り説明してから、具体的な運用方法について紹介していきます。
こんな人に読んでもらいたい
・とりあえず貯蓄をしている
・投資をギャンブルだと思っている
・今後の人生に漠然とした不安がある
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Contents
貯蓄(預貯金)はカネが減る
では、まずは投資をするべき理由の1つ目「貯蓄(預貯金)はカネが減る」です。
なかなか実感が湧かないかもですが、実は貯蓄(預貯金)ってカネが減ります。
これに関しては「なんで!?」って思うでしょうから、その理由について説明していきます!
預貯金はカネが目減りする
貯蓄(預貯金)することでカネは「目減り」するんです!
そこで「目減りってなんだよ!」ってなると思うので、わかりやすく説明しますね。
▼ひとつの例
・ジュースが100円→200円に値上がり(値段が2倍)
・100円を銀行に預ける(利子:年利0.001%)
上記の例では、ジュースが100円から200円へ2倍になるのに、100円を銀行へ預けていても1年で0.001円しか増えません。
つまり、100円で買えたジュースが1年後には200円支払わないと買えなくなるわけです。
それなのに100円を銀行に預けても0.001円しか増えない=ジュースが買えない。
これが資産の目減りです!
預貯金では物価の上昇に勝てない…
つまり、目には見えないけどお金が減っちゃってるんだね…
ようするに、なんとしても資産を倍にする方法を考えなければいけません!
この例は少し極端ですが、物価の上昇に対して銀行の利率は負けてしまうんですよね…
バブル期以降に生まれた人は物価の上昇を強く実感したことがないと思いますが、いまでも少しずつ物価は上昇しています。
以下の表をご覧ください!
引用元:世界経済のネタ帳
上記は1980年~2019年までの日本の物価上昇率の推移です!
1980年~1993年あたりと比べると見劣りしますが、ここ5年でも1%前後の物価上昇率を維持しています。
それでは以下をご覧ください!
・物価上昇率:1%
・銀行預金金利:0.001%
・物価上昇率-銀行預金金利=0.999%
物価上昇率が年率で1%だと仮定すると、年間で0.999%自分の資産が目減りしていきます。
つまり、銀行に預けておくことで、年間で0.999%自分の資産が減っていくわけです。
でも、実際にお金(額面)が減らないので、金融リテラシーに乏しい人は気づかないんですよね。
日銀の黒田さんは「物価上昇率2%」を掲げているわけで、国の方針としては物価を上昇させる舵取りをしています。
したがって、このまま銀行に預けっぱなしだと、どんどん自分の資産は目減りするので、投資を検討しましょうね!
無駄な支出の誘惑
みなさんも経験があると思いますが、預金残高があると、ついつい無駄な買い物をしませんか?
銀行に預けておくことで、無駄な出費をしてしまうリスクがあるんですよね。
しかし、株式で保有する場合、売却しない限り現金化できないので、無駄な出費を抑えることにも期待できます。
とくに金遣いが荒かったり、物欲が強い人には投資を強くオススメします。
機会損失
それと銀行預金をすることで、「機会損失」が発生します。
以下が機会損失の意味です。
簡単に言えば、「稼ぎ損ない」や「儲け損ない」のことをいいます。これは、実際の取引(売買)によって、発生した損失ではなく、最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失のことを意味します。
引用元:iFinance
つまり、「Aをしている間にBをし損ねた」といった感じです。
まあ、わかりにくいと思うので、アルバイトを例に簡単に説明します。
1、時給:1000円
2、時給:3000円
あなたならどちらにアルバイトを選びますか?
もし1000円のアルバイトを選択する場合、時給1000円が発生しますが、時給3000円のアルバイトを選択する方が経済学的には合理的だと言えます。
つまり、3000円ではなく、1000円のアルバイトを選択した場合、2000円を取る損ねるということです!
この2000円の差が機会損失です。
これは投資においても同じ考え方ができます。
例えば、銀行に預けっぱなしの人と、毎月5万円ずつ拠出して株式に積み立てる人とでは、10年~30年後の期待リターンが大きく違ってきます。
つまり、銀行に預けっぱなしの人は大きな機会損失が発生することになります。
この機会損失の観点からも銀行預金はやめましょうよ、って話になりますね!
投資をはじめるなら早い方がいいですよ。
預貯金で増える時代はとっくに終了したんだね。
これからは投資で資産を増やす時代ということ。
国民は搾取される(今後の日本)
それでは投資をするべき理由の2つ目です!
今後の日本ですが、間違いなく国民は搾取され続けます。
その理由として、日本には問題が山積みで、もはや現状の財源だけで国を賄うことが不可能になっています。
よくニュースなどで「プライマリーバランスがマイナス(赤字)」と報道していますよね?
あれは国の歳出が歳入より大きい状態を意味で、国民の税負担で国を支えられていないことを意味します。
そして、この歳出はこれからどんどん増加していく傾向です。
では、国民が搾取され続ける理由を4つの側面から説明していきます!
1、少子高齢化
もう説明する必要はないと思いますが、1つ目は少子高齢化です。
この少子高齢化によって、日本の働き手が一気に減っています。
それでは以下の人口ピラミッドをご覧ください。
引用元:国立社会保障・人口問題研究所
これは2020年における人口ピラミッドです。
70代前後の人口の多さが目立つ一方で、30代以下が異常に少ないことがわかると思います。
引用元:国立社会保障・人口問題研究所
これは2050年における人口ピラミッドです。
2020年と比較した場合、50代以下の人口が一気に減ったことがわかります。
▼人口ピラミッドから考える問題点
では、この人口ピラミッドから考えられる問題点について!
簡単にいうと、高齢者の比率が増えることで、財源を圧迫します。
高齢者になると、病気のリスクも高まるので、病院に通う頻度が増えるので、国の財源を圧迫する原因になります。
さらに、働き手が減ることで、高齢者を支えるための年金制度が崩壊します。(のちに詳しく説明します)
つまり、少子高齢化は国の財源を圧迫する大きな原因になります!
2、消費税増税
次に消費税増税の問題です。
2019年度中には8%から10%に上がる予定です。
つまり、「消費税増税=国民を搾取」という図式が成り立ちます。
冷静に考えて、10000円買い物して、1000円も消費税を支払うって馬鹿げてますよ笑
昭和の時代には、消費税がなかったわけですから、現代の世代は本当に苦労しますね…
今後、消費税が増加する可能性は高いかもですが、下がる可能性は著しく低いでしょうね。
この消費税の観点からも国民は搾取されることになります。
3、社会保障費の増加
これも少子高齢化の問題が起因するのですが、社会保障費が年々増加しています。
以下が一般会計歳出の推移です。
引用元:m3.com
1988年と2018年の社会保障費を比較すると、およそ3倍になっています!
高齢者人口の内訳が増えることで、医療・介護・年金の給付額が増加しているわけです。
よって、私たち現役世代の健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料の支払う額が増え、なおかつ支払い期間が長くなることは容易に想像できます。
現状、介護保険料の支払いは40歳からですが、これも繰り上げになる可能性が高いと思います。
つまり、社会保障費の観点からも、これから国民は搾取される可能性が高いと言えるでしょうね!
4、年金の実質破綻
この「年金破綻」に関しては現役世代の人はみんな薄々感じていると思います。
毎月のように2~5万円の厚生年金を支払っても、自分たちは特をしないどころかむしろマイナスになる…
正直なところ、やり切れない気持ちでいっぱいになりますよね。
すでに50歳前後の人でも300万円ほどの払い損になるらしく、20代の人に関しては2000万円ほど払い損になるみたいです!
つまり、20代の人に関してはサラリーマンの道を選んだ時点で、約2000万円もの借金を背負うと言い換えることができます。
この年金の側面から考えても、国民は搾取されると言えますね!
国民は国から搾取され続ける
だから、しっかり自分で運用しなくちゃ生活に困窮するってこと
経済成長の鈍化(日本衰退)
それでは投資をするべき理由の3つ目です!
日本は経済成長が鈍化しており、まったく企業が成長していません。
では、この経済成長の鈍化について3つの側面からみていきましょう!
1、人口減
日本の2017年における出生率は1.43と、このままでは人口が減る一方です。
つまり、このままでは日本の経済が衰退することは目に見えています。
その理由として、「経済成長には人口の増加が必要不可欠だから」です!
戦後の日本の高度経済成長は、まさに人口ボーナスの恩恵を受けたといっても過言ではありません。
ベビーブームにより、爆発的に人口が増えていき、日本は大きく成長して、GDP世界第2位まで登り詰めました。
したがって、今後日本が大きく成長するには、人口の増加が必須条件です。
しかし、このままでは出生率は上がるどころか減少する可能性が高く、抜本的な改革を打ち出さない限り、人口増加は望めないでしょうね。
2、企業が育たない
アメリカをみると、世界を代表するような一流企業が多数あります。
ここ最近でいえば、FANG(フェイスブック・アマゾン・アップル・ネットフリックス・グーグル)などです。
アメリカでは、この約20年で上記のような一流企業がどんどん台頭しています。
一方で日本は、時価総額のTOP層の顔ぶれはバブル崩壊からほとんど変わっておらず、まったくといっていいほど企業が台頭してきません!
以下が1992年と2016年の時価総額TOP20の比較です!
引用元:ファイナンシャルスター
このように日本の時価総額TOP20はそれほど大きく変化していません。
アメリカのようにIT企業が躍進することもなく、企業が育っていないことを如実に表しています。
今後、日本が大きく経済成長するためには、FANGのような世界を代表するような企業の台頭が不可欠だと言えます。
しかし、日本はスタートアップ企業・ベンチャー企業をバックアップする体制が整っておらず、この点に関しても抜本的な改革が必要不可欠ですね!
3、通貨の価値=国の価値
そして、もっとも懸念される点が「円の価値」です!
これはかなり個人的な見解になると思いますが、私は中長期的に大幅な円安が進行すると考えています。
その理由として、「通貨の価値=国の価値」だからです!
例えば、みなさんならベネズエラやジンバブエなどの通貨が欲しいですか?
積極的に日本円をこれらのデフォルトリスクのある通貨に換えますか?
絶対に換えないですよね?
つまり、なにが言いたいかというと、これから衰退していく可能性が高い国(日本)の通貨を海外の人間が保有しないでしょ、って話なんです!
したがって、中長期的に日本円は緩やかな円安方向に進むと私は考えています。
ん?でも、円安ってwelcomeなんじゃないの?
って思った人はいいところをついています!
しかし、過度な円安は輸入物価を押し上げ、結果的に国民の生活に打撃を与えます。
つまり、日本の経済成長の鈍化は、国民を苦しめることになります。
日本人として、とても寂しいけど、日本は衰退していく
よって、日本に期待するのはもうやめたほうがいいかも…
成長市場(アメリカ)に投資せよ
ここまで投資をするべき理由を3章に渡り説明してきました。
つまり、国民は搾取され続けるので、会社からの給料+αがなければ、非常に生活が苦しいものになります。
最悪の場合、リストラになる可能性もあるので、これからの時代において会社依存では非常に危険だと言えます。
じゃあ、なにに投資すればいいんだって話なんですが、私はアメリカ株に投資するべきだと考えています。
アメリカ株へ投資するべき理由
アメリカ株へ投資するべき理由はたった1つです。
それはアメリカが世界の中心だからです!
詳しくは以下の記事を読んでみてください。
簡素化して説明すると、アメリカ市場は中長期的に成長する可能性が高く、配当利回りも高いので、投資の妙味があるということです!
アメリカ市場の時価総額は右肩上がりで上昇しているので、「プラスサムゲーム」と言えます。
つまり、今後も右肩上がりで成長すると仮定すると、中長期的に保有すれば誰でも資産を増やすことが可能です!
私自身もトレードの収益やブログ収入をアメリカ株で運用する作戦です!
仮想通貨(BTC)も面白い
仮想通貨への投資も中長期的に考えれば面白いと思います。
とくにBTC(ビットコイン)は「ゴールド(金)」のような地位を築く可能性があるので、少しずつ積み立てるのはありです!
ただし、まだまだ仮想通貨は不透明な点が多いので、アメリカ株9:BTC1くらいのポートフォリオが理想だと考えています。
ドルコスト平均法で積み立てよう!
中長期投資において大きな効果を発揮するのは「ドルコスト平均法」です!
ドルコスト平均法とは「毎月同じ金額を積み立てる投資法」のことです。
つまり、毎月5万円積み立てるなら、絶対に5万円を積み立てていきます。
このドルコスト平均法の優れているところは平均単価が必然的に下がる点です。
▼毎月5万円を積み立てる場合
・株価1000円:50株
・株価500円:100株
上記のように株価1000円のときに50株、500円のときに100株を購入することになります。
つまり、株価が高いときには購入株数が減り、低いときには購入株数が増えるので、必然的に平均単価が下がります!
もし、中長期投資を考えるなら、一気に購入するのではなく、ドルコスト的にコツコツと積み立てることをオススメします。
銘柄を分散させよう
中長期的にアメリカ株へ投資する場合、1銘柄に集中投資するのはやめましょう。
もし1銘柄に集中投資して、企業が潰れてしまったら元も子もありません。
したがって、アメリカ高配当銘柄でなおかつ時価総額の高い銘柄へ分散投資しましょう!
理想としては、通信・飲食・一般消費財・薬品など、業界を分散させることです。
さきほどもリンクを貼付しましたが、以下に私がオススメする銘柄を紹介してあります。
アメリカは最強だってこと
迷わず米国株に投資しよう!
まとめ
今回の記事では、投資をするべき3つの理由を3章に渡り説明し、具体的な運用方法を紹介しました。
これからの日本は厳しい時代になっていくのがわかったと思います。
「預金金利の低下・国民の搾取・経済成長の鈍化」など問題は山積みで、自分で運用を行わなければ、生き抜くことが難しい時代へ突入するでしょう!
したがって、自分で運用して資産を築くという強い気持ちを持ちましょう。
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