こんにちは、ニートです。
相場と向き合いながら試行錯誤の日々を送っております。
今回ご紹介するのは「窓埋め」を利用した手法です。
きっと「窓」というワードを聞いたことがある人もいると思います。
今回はその「窓」をどのようにしてトレードに生かすのか説明していきます。
こんな人に読んでもらいたい
・トレードで勝ちたい
・さまざまな手法を習得したい
・さまざまな手法を勉強したい
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Contents
窓とは
そもそも「窓」ってなに?
と疑問を持っている人もいると思うので、「窓」について説明していきます。
▼「窓」についての説明
上の2つの棒はローソク足です。
1本目のローソク足と2本目のローソク足の間に空間がありますよね?
この空間を株式用語では「窓」と言います。
・1本目の終値100円
・2本目の始値130円
この場合、130円-100円=30円の空間があります。
この「窓」は買いのエネルギーが強い時にできます。
逆に売りの圧力が強い場合は下方向に「窓」ができます。
そして基本的に「窓」は埋めます。
もちろん買いエネルギーが強くて埋めない場合もあります。
しかし、市場参加者は「埋めるのでは?」と考えるわけです。
よって、「窓」ができた場合は埋めると考えましょう。
ただし、その窓が翌日埋めるのかそれとも1ヶ月後埋めるのかはわかりません。
では、「埋める」ってどういうことか?
下記のチャートをご覧下さい。
(画像元 HYPER SBI)
<2018.4/2~5/1エムアップの日足チャート>
では、青色とオレンジ色の2つの線をそれぞれ見て下さい。
【青色の線】:翌日に窓を空けて(GU)上昇して、その日のうちに青色の線まで下げて空間が無くなっている。
【オレンジ色の線】:翌日に窓を空けて上昇した後、青色のパターンとは異なり、4日後にオレンジ色の線まで下げて空間が無くなっている。
この空白になった価格帯が無くなる動きを「窓埋め」と言います。
こんな人に読んでもらいたい
1、ローソクの間にできた空間のことを「窓」と呼ぶ
2、その「窓」は基本的に埋める
窓には2種類ある
ギャップアップ(GU)
ギャップアップ(GU)とは買いが強くなってローソク足の間に窓が空くことです。
ギャップアップ(GU)は1本目のローソク足の終値よりも2本目のローソク足の始値の方が価格が高くなります。
市場が引けてから好決算やIRなど強い材料が発表された際に発生しやすいです。
寄付きから買いが強くなることで(GU)します。
基本的にデイトレで推奨するのは(GU)した場合です。
GUした場合は相場が上昇トレンドに転じやすくなるからです。
ギャップダウン(GD)
ギャップダウン(GD)とは売りが強くなってローソク足の間に窓が空くことです。
1本目のローソク足の終値よりも2本目のローソク足の始値の方が価格が低くなります。
GUとは逆で市場が引けてから悪材料が発表された際に発生しやすいです。
寄付きから売りが強くなることで(GD)します。
基本的に(GD)の場合は相場が下降トレンドに転じやすくなるので、デイトレでは推奨しません。
もちろん、リバ・ショートでは狙えます。
しかし、上昇トレンドの銘柄をロングで取るのが基本だと考えています。
よって、リバ狙いやショートはレベルが上がってきてからで十分です。
まとめ
・「窓」にはギャップアップ(GU)とギャップダウン(GD)の2種類ある
デイトレにおける窓埋め時エントリー条件
デイトレにおける「窓埋め」におけるエントリー条件は4つあると私は考えています。
1、5分足が上昇トレンド
2、板と歩み値の動き
3、エントリーのタイミング
4、ローソク足が終値で5日線を超える
1、5分足が上昇トレンド
窓埋め時に5分足が崩れている場合はデイトレにおいて利益が乗りにくいです。
5分足が崩れている場合にエントリーできるのはスイングトレーダー~中長期トレーダーだけです。
その理由はじっくり利益が乗るのを待てるからです。
しかし、デイトレーダーは引けまでに反対売買を行わなければいけません。
ですから、その日のうちに利益が出なければなりません。
よって、エントリー時に強い形であることが条件です。
5分足の25・75・200の移動平均線が全て上向きであるパーフェクトオーダーが理想です。
2、板と歩み値の動き
窓埋めしてから反転(リバーサル)する場合は板と歩み値の動きが早くなります。
それは「窓埋め」を待っていたトレーダーが多かったことを表しています。
逆に窓埋めのタイミングで、それまでと板・歩み値の動きに変化がないと割れる可能性が高いです。
そして、窓埋め後も更に下落していきます。
よって、板と歩み値の動きが早くなることが条件の1つです。
3、エントリーのタイミング
しっかり反転したのを確認してからエントリーして下さい。
上記1、2の条件を満たしたのを確認した後、以下のような足が出現した場合にエントリーを仕掛けます。
・十字線
・下髭
・陽線
買いサインのローソク足が2連続で出現した次の足の寄付きでエントリーするのが理想です。
以下のように下髭+陽線・陽線+陽線・十字線+陽線などです。
4、ローソク足が終値で5日線を越える
ローソク足が終値で5日線を超えればエントリーを仕掛けます。
この条件もかなり重要です。
下記のチャートをご覧下さい。
(画像元 HYPER SBI)
<赤が5日線・黄色が25日線・ピンクが75日線>
では、水色の丸で囲った陽線を見て下さい。終値で5日線を超えていますよね。
この次の足の寄付きでエントリーします。
上記のチャートのように5日線を回帰した次の足は陽線を引く確率が高くなります。
こんな人に読んでもらいたい
・以上のように1,2,3,4の条件を満たしたときにエントリーを仕掛ける
・条件が揃わなかった場合にはエントリーを見送ろう
・待てばチャンスは訪れる
まとめ
では、この記事をまとめます。
こんな人に読んでもらいたい
1、ローソク足の間に空間ができることを「窓」と呼ぶ
2、その窓が無くなることを「窓埋め」と呼ぶ
3、窓にはギャップアップ(GU)とギャップダウン(GD)がある
4、窓埋め時のエントリーは4つの条件を満たした場合である
トレードをしていると実感するのですが、「窓」は実践でもよく出現します。
その度に「買いかな?売りかな?上手くいったら儲けられるかも!」と考えてしまうものです。
「窓」が出現する=投資家の注目度が高い
という図式が成り立つので収益チャンスだと思い「欲」が出てしまうからです。
しかし、しっかり「ルール」を明確にすることで感情に流されにくくなります。
よって、チャンスを冷静に待ちながら慎重にエントリーポイントを探りましょう!
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