こんにちは、ニートです。
今回はテクニカル指標の1つである「一目均衡表」についての記事です。
この指標は日本で生まれたテクニカル指標ですが、ぶっちゃけそんなことは知っていても知らなくてもOKです。
実際に使えるようになることが目的ですからね。
一目均衡表はレジスタンスラインやサポートラインを確認するときやトレンドの転換を見抜く際に使用されます。
私のなかではスイングトレーダーや中長期トレーダーなどに愛用されている印象です。
自分自身はデイトレが主体ではありますが、1時間足や日足でレジスタンスラインやサポートラインを確認するために使用しています。
とまあ序章はこの辺りにして実際にどういった指標なのか見ていきましょう!
こんな人に読んでもらいたい
・投資初心者
・買いと売りのタイミングがわからない
・株式投資で収益を上げたい
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Contents
一目均衡表は5本の線で成り立っている
一目均衡表は基準線・転換線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパンの5本の線から成り立っています。
▼5本の線
1、転換線:過去9日間のローソク足の高値と安値の中間値を表す線のこと
2、基準線:過去26日間のローソク足の高値と安値の中間値を表す線のこと
3、先行スパン1:当日の転換線と基準線の中間値を26日未来にずらした線のこと
4、先行スパン2:過去52日間のローソク足の高値と安値の平均値を26日未来にずらした線のこと
5、遅行スパン:当日の終値を26日過去にずらした線のこと。26日前の株価と比較するために用いる
上記がそれぞれの線についての説明です。
とりあえず、この章では「ふーん、そうなんだ」くらいの理解でOK!
具体的な一目均衡表の使い方
言葉の説明だけではなにもわからないと思うので、実際にチャートを使って説明していきます。
では、下記のチャートをご覧下さい!
<チャート:1>
(画像元 HYPER SBI)
上記は一目均衡表を表示させたチャートです。
青色とピンク色の部分が「雲」と呼ばれるレジサポラインです。
この「雲」が一目均衡表のなかでもっとも重要になってきます。
では、3つの買いサインと3つの売りサインについて説明していきます。
3つの買いサイン
まずは3つの買いサインからです。
▼買いサイン:三役好転
1、転換線が基準線を下から上に突き抜けたとき
2、遅行スパンがローソク足を下から上に突き抜けたとき
3、ローソク足が雲を上抜けたとき
この3つの条件を満たした時に相場がもっとも強くなります。
これを「三役好転」と言います。
<チャート:1>にそれぞれの買いサインを番号で示してありますので、確認していきましょう!
▼買いサイン:1
転換線(オレンジ色)が基準線(緑色)を下から上に突き抜けているのがわかると思います。
これが<買いサイン1>です。
移動平均線のゴールデンクロス(GC)と同じように考えて下さい。
▼買いサイン:2
遅行スパン(橙色)がローソク足を下から上に突き抜けているのがわかると思います。
これが<買いサイン2>です。
▼買いサイン:3
ローソク足が雲(青色の範囲)を上抜けているのがわかると思います。
これが<買いサイン3>です。
・基準線と転換線が上向き
・ローソク足が転換線を下から上に突き抜けたとき
上記の2つも買いサインとなります。
3つの売りサイン
次に3つの売りサインです。
<チャート:2>
(画像元 HYPER SBI)
▼売りサイン:三役逆転
1、転換線が基準線を上から下に突き抜けたとき
2、遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜けたとき
3、ローソク足が雲を下抜けたとき
この3つの条件を満たした時にもっとも相場が弱くなります。
これを「三役逆転」と言います。
<チャート:2>にそれぞれの売りサインを番号で示してありますので、確認していきましょう!
▼売りサイン:1
転換線(オレンジ色)が基準線(緑色)を上からしたに突き抜けているのがわかると思います。
これが<売りサイン1>です。
移動平均線のデッドクロス(DC)と同じように考えて下さい。
▼売りサイン:2
遅行スパン(橙色)がローソク足を上から下に突き抜けているのがわかると思います。
これが<売りサイン2>です。
▼売りサイン:3
ローソク足が雲(青色の範囲)を下抜けているのがわかると思います。
これが売りサイン3です。
・基準線と転換線が下向き
・ローソク足が転換線を上から下に突き抜けたとき
上記の2つも売りサインとなります。
▼穴が空くまでチャートをみよう!
過去のチャートパターンをいくつも確認して経験を積むことがもっとも大切です。
ですので、穴が空くまでチャートをみましょうね!
次に私が一目均衡表においてもっとも重視する点について説明していきます。
雲を上手に使えるようになろう
私が一目均衡表でもっとも重要だと考えるのが「雲」です。
私の実践上、雲はレジサポラインとして機能するケースが目立つので、意識しているトレーダーが多いという印象を受けています。
では、その「雲」のどこに注目するべきなのか見ていきましょう。
▼雲を利用する歳の注意点
・雲が上にある場合は上値抵抗線(レジスタンスライン)、下にある場合は下値支持線(サポートライン)として機能する
・厚い雲は大きなレジスタンスライン、サポートラインとして機能する
・薄い雲は上抜けしやすく下抜けしやすい
上記のように「雲」はレジスタンスライン・サポートラインとして機能します。
とくに雲の厚さは「抵抗」の強さを表しています。
▼以下の3点がポイント
・厚い「雲」が上にある場合には強いレジスタンスラインとして機能
・厚い「雲」が下にある場合には強いサポートラインとして機能
・薄い「雲」の場合は機能しにくくなる
実際のところ「雲」の厚さに関しての基準はありません。
よって、「厚い・薄い」の判断については経験が物を言います。
ですので、たくさんのチャートパターンを研究して慣れていきましょうね!
では、実際にチャートを使用して見ていきましょう。
厚い雲がレジスタンスラインの場合
<厚い雲がレジスタンスライン>
(画像元 HYPER SBI)
上記のチャートをご覧下さい。
橙色で囲った部分「雲」が大きなレジスタンスラインとして価格を押さえています。
このように上に厚い「雲」が存在する場合にはなかなか上抜けることができません。
厚い雲がサポートの場合
<厚い雲がサポート>
(画像元 HYPER SBI)
3つの赤丸の部分に注目して下さい。
厚い「雲」はサポートラインとしてがっちり機能していますが、残りの2つの「雲」は機能していません。
このように「雲」は万能ではないということがお分かりになると思います。
よって、120%機能することはありえないので覚えておきましょうね!
薄い雲の場合
<薄い雲>
(画像元 HYPER SBI)
赤丸の部分に注目して下さい。
3箇所とも薄い雲になっていてレジサポラインとして機能していないことがわかります。
このように薄い雲の場合は機能しない可能性が高いと考えましょう。
「雲」を上手に利用するためには「厚い・薄い」を判断してしっかり機能するかどうかを考えましょう。
そしてテクニカル指標に100%はないので、ほかの要素と組み合わせて総合的に判断しましょうね。
まとめ
では、この記事のまとめとします。
まとめ
・一目均衡表は5本の線で成り立っている
・三役好転がもっとも強い買いサイン
・三役逆転がもっとも強い売りサイン
・厚い雲は大きなレジスタンスライン、サポートラインとして機能する
・薄い雲は上にも下にも抜けやすくなる
以上がこの記事のまとめです。
自分でたくさんの経験を積んで使いこなせるようになりましょう。
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